ビットコインが生まれてから9年が経ちました(2017年10月現在)。
通貨としてのビットコインはまだ日常生活で使用できるほど、浸透しているわけではありまんが、その価値は認められつつあります。
2017年11月にはついに1BTCが100万円を突破しました。
管理者なしの状態で価値の移転を可能にしたと言われているビットコインですが、その使い道は通貨だけではありません。
ブロックチェーンを別のことに使おうというのが、通称ビットコイン2.0と呼ばれるものです。
今回はそんなビットコイン2.0について解説していきたいと思います。
目次
ビットコイン2.0とは?
ビットコインで使用されているブロックチェーンという技術を通貨以外のことに応用することを主目的にしていた技術・プロジェクトのことを指します。
ブロックチェーン2.0と言われることも多いですね。
この技術を利用して作られたアプリケーションを分散型アプリケーションもしくはDApps(ダップス)と言います。
ビットコイン2.0の種類
ビットコイン2.0には次の2つが主に注目されています。
独自通貨の発行
スマートコントラクト
独自通貨の発行
実はブロックチェーンを使えば、簡単に新しい仮想通貨を発行することができるのです。
ビットコインのブロックチェーンを使う場合と、イーサリアムなどの新しいプラットフォームを使う場合がありますが、一般的な方法はイーサリアムのプラットフォームを使うことですね。
独自通貨の発行によって、新しく起業やサービスを開始することを個別にICOと言ったりもしています。
スマートコントラクト
これはビットコインのブロックチェーンには実装されておらず、イーサリアムの技術として有名ですね。
ビットコインではブロックチェーン上に取引履歴を記録することしかできませんでしたが、スマートコントラクトを実装しているイーサリアムでは、ブロックチェーン上に契約情報も付与することもできます。
もう少しスマートコントラクトについて、キチンと説明すると「デジタルな資産をあらかじめ定められたルールに従って自動的に移転させる仕組み」となります。
ビットコイン2.0と呼ばれる仮想通貨たち
ではビットコイン2.0と呼ばれる仮想通貨にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
Ethererum(イーサリアム)
今までも何度か例として出させていただきました。時価総額がビットコインに次いで2位の仮想通貨です。
特にスマートコントラクトの機能の実装については、高い評価を得ており、安全性や信頼性が高いことで有名です。
ICOするときにもイーサリアムのプラットフォームを利用して行うことが多いですね。
Ripple(リップル)
ビットコインの送金遅延を解消するために開発されたプラットフォームです。ブロック生成時間の関係上、ビットコインは送金に早くて5分、最近だと30分以上もかかってしまう場合もあります。リップルだと数秒もかからずに送金を完了することもできます。
リップルというプラットフォーム内のXRPという通貨を使って、他の法定通貨同士の送金も実験しています。
参考までに2つのビットコイン2.0の仮想通貨を紹介しましたが、それ以外にもたくさんあります。
ビットコイン2.0か否かのポイントは「ブロックチェーン上に取引記録以外の情報を保管するかどうか」というところなので、その部分を気を付けて見ていれば分かるでしょう。
ビットコイン2.0の今後
ビットコイン2.0は今後様々な分野で利用されていくことでしょう。
金融や不動産、行政の分野でも使われていくことだと思います。
ビットコインなどの仮想通貨については、懐疑的な人でもブロックチェーンの技術については、認めている人が多いというのは事実です。
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
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