モナーコインは、日本の大手掲示場2ch(にちゃんねる)のユーザーの一人が開発し、2013年12月に誕生しました。
日本発祥の仮想通貨です。単位はMONAとなっています。
今回は、そんなモナーコインについて、特徴と購入方法を説明させていただきます。
モナーコインの誕生
モナーコインは日本の巨大掲示板2chで生まれました。2chのソフトウェア板でやり取りを楽しんでいたユーザーの一人が2013年12月に開発を行い、2014年1月から流通が開始しました。
2chで有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにしています。
モナーコインの特徴
何と言っても日本発祥ということでしょう。そのため日本語のコミュニティが充実しており、日本で実際に使用したのであれば、かなり利便性が高いと思われます。
モナーコインはライトコインをベースに開発されているので、決済のスピードなどもビットコインと比べて早いというのも特徴の一つです。これは仮想通貨の取引履歴を記録しているブロックチェーンのブロック生成時間が非常に短いからです。ビットコインでは1ブロック10分、ライトコイン1ブロック2.5分、モナーコインではなんと1ブロック1.5分で生成が行われます。
この生成スピードにより、送金や決済のスピードが早いのです。
ただし問題点もあり、生成スピードが早いと、マイニングの難易度も下がってしまい、結果的にセキュリティの部分に不安を残すことになってしまうのです。現状、問題にはなっていませんが、今後モナーコインの流通量が増えてきた場合に解決しなくてはいけない部分となるでしょう。
モナーコインプロジェストという開発団体はいるものの、そこではコインの発行・運営は行っていません。そういう意味ではかなりビットコインの思想に近いものがあるかと思います。
モナーコインの使い方
基本的にビットコイン以外の仮想通貨に関しては、現在も投資用の域を出ておらず、日常生活で使えるようになるほど普及していません。
ただモナーコインに関しては、既に使用できる店も出てきているほど、モナーコインの利用者が積極的に使っていこうとしている印象です。
他にも「投げMONA」と言われるネット上で気に入った人やコンテンツに、寄付のような形で渡す文化もあります。
モナーコインの価格推移
まずは2014年8月に大きく上がっていますね。この時はモナーコインがワールドビジネスサテライトで特集されたため、注目が集まったのだと思います。
2017年5月の上昇に関しては、モナーコインがSegWit(セグウィット)を実装したからです。セグウィットとはブロックチェーンに記録する取引履歴を圧縮して、たくさん記録できるようにするシステムのことです。セグウィットを実装するかどうかに関しては、ビットコインやライトコインで何度も議題として取り上げられて、一番最初に実装したのがモナーコインだったので、期待が高まったのでしょう。同時期にリップルやネムなど仮想通貨全体が盛り上がっていたというのもありますね。
2017年9月の暴騰に関しては、日本最大のビットコイン取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」に上場したというのが理由でしょう。
モナーコインの今後
個人的な意見ですが、モナーコインは現在、仮想通貨としてはかなり理想的な状態にあると考えています。
ビットコインのように価格は暴騰しておらず、そして決済スピードも実用的なレベル、ライトコインのように日常で使う人が皆無なわけでなく、リップルのように大手企業のバックアップがあるわけでないなど、ビットコインが目指したあるべき仮想通貨としての姿を見せていると思います。
始まりが冗談のような感じなので、評価が低くなりがちですが、将来が楽しみなコインですね。
モナーコインを購入できる仮想通貨取引所
bitFlyer(ビットフライヤー) | 口座開設 | 詳細 |
Zaif(ザイフ) | 口座開設 | 詳細 |
Bitbank(ビットバンク) | 口座開設 | 詳細 |
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
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