多数のBitcoin(ビットコイン)が集まるビットコイン取引所。
悪質なハッカーからしてみたら、宝の山に見えるのでしょう。
今までに総額7,000億円以上のビットコインが取引所から不正に流出しています。
今回はビットコイン取引所で発生したハッキング事件について、有名なものを取り上げてみましょう。
そして自分がビットコイン取引所を選ぶ際はどの部分に注意すればいいのか考えてみましょう。
Mt.Gox(マウントゴックス)事件
皆さんにとって一番聞き馴染みがあるビットコインの事件としてはMt.Gox(マウントゴックス)事件でしょう。
マウントゴックスは日本にあったビットコイン取引所で、当時世界最大級のビットコインの取引高がありました。
2014年マウントゴックス取引所から75万BTCものビットコインが不正に消失してしまいました。
当初は外部からのハッキングかと言われていましたが、調査の結果、CEOによる不正使用が明らかになり、消失したビットコインの90%以上は内部犯によるものだという結論に至りました。
マウントゴックスのCEOは横領の罪で逮捕され、マウントゴックスは破産しました。
マウントゴックス事件では消失した資産の払い戻しは行われず、マウントゴックスで資産を保有していたユーザーは莫大な資産を失うことになってしまいました。
その後、仮想通貨の業界では消失したり逃げ出したりすることをゴックスと呼ばれるようになりました。
BitFloor(ビットフロアー)事件
2012年9月にアメリカ合衆国のビットコイン取引所BitFloor(ビットフロアー)から24,000BTCがハッキングによって消失しました。
ビットフロアーではユーザーのウォレットキーが暗号化されておらず、取引所のシステムに侵入したハッカーによって、ウォレットキーが盗み出され、ビットコインが不正に流出してしまいました。
ビットフロアーはその後、流出してしまった資産を利用者に払い戻しを行いましたが、2013年に閉鎖されました。
Poloniex(ポロニエクス)事件
2014年、アメリカ合衆国の大手ビットコイン取引所Poloniex(ポロニエクス)がハッキングの被害を受け、97BTCが不正流出してしまいました。
取引所の出金システムに問題があり、その部分をハッカーによって利用されて不正に流出してしまったと言われています。
このハッキングに気づいたポロニエクスは即座にビットコインの凍結を行いましたが、その時点ですでに取引所内の12.3%の資産が流出しており、その穴埋めのために、ポロニエクスの利用ユーザーの資産を12.3%が削減されてしまいました。
その後、削減されたユーザーの資産はすべてユーザーに返済したという発表がありました。
ポロニエクスは大手のビットコイン取引所であり、この事件以外にも何度もハッキングにあっているという噂もありますが、公式での発表はこれだけです。
ビットコイン取引所のセキュリティ
ビットコイン取引所で発生したハッキング事件は、大きく次のどちらかです。
外部のハッカーによるハッキングか
内部の杜撰な管理による横領か、
最近ではほとんどの取引所がセキュリティについての対策をしています。
ビットコイン取引所を選ぶ際の最重要事項になります。
ぜひとも参考にしてください。
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
Follow @KasouOyaji