ビットコインや他の仮想通貨を手に入れようと思った時に「取引所」と「販売所」という2つの方法があることに気づくかと思います(どちらかしかないところもありますが)。
それぞれどういう違いがあって、メリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。
目次
ビットコイン・仮想通貨《取引所》
取引所はビットコインを買いたいという人と、売りたいという人がそれぞれ注文を出し、金額が一致したら売買が成立するという形で、取引を行う場所です。
「板」と呼ばれる売り手と買い手の希望価格と数量を記載したボードがあり、それを見ながら取引をします。
■ビットコイン・仮想通貨《取引所》のメリット
メリットとしては売り手と買い手の直接的な取引になるため、業者が受け取る手数料が少なく、販売所と比べて有利な取引になることが多いということです。
■ビットコイン・仮想通貨《取引所》のデメリット
最も大きなデメリットは常に売買できるわけではないということです。個人間の取引になるので、相手がいなければ取引ができません。暴騰や暴落のときにどちらかの需要が一気に高まり、取引が成立しないということも多々発生します。
もう一つ、これは取引所によって違うのですが、取引所で売買できる額に上限額が設定されている場合があります。大量の取引を行うときには、デメリットになる場合があります。
ビットコイン・仮想通貨《販売所》
販売所はビットコインを買いたい、売りたいという人と販売所自体が売買を行うところです。価格は販売所が決めたものを使う形です。
■ビットコイン・仮想通貨《販売所》のメリット
一番のメリットはいつでも売買できることです。特別な事情がない限り(2017年8月のビットコイン分裂のときにはいくつかの販売所で売買ができなくなっていました)、いつでも売買可能です。
■ビットコイン・仮想通貨《販売所》のデメリット
これは取引所とは逆に、売買手数料が高くなってしまうということでしょう。ただ現在はキャンペーンをやっている販売所もあるので、売買前にチェックしてみましょう。
《取引所》と《販売所》を使いこなす
■取引所と販売所の見分け方
運営者によっては取引所と販売所が分かりづらい場合があります。その見分け方としては、ビットコインや他の仮想通貨を購入の時に価格(レート)を入力する必要があるかどうかです。数量と一緒に価格を入力する必要があれば、それは取引所。なければ販売所です。
■取引所と販売所の使い分け
ビットコイン以外の仮想通貨で取引所があるところはあまり多くありません。ビットコイン以外の通貨の売買を考えている人は自ずと販売所を利用することになるでしょう。
逆にビットコインの売買をしたい場合は、多くの場合取引所を使う方が有利になることが多いでしょう。そういう人でも販売所があることは覚えておいた方がいいかと思います。
ビットコインが暴騰や暴落してしまったときに、取引所では売買が成立せずに対応できないときがありますが、販売所ではほぼ問題なく売買できるでしょう。何かあったときの方法として販売所での売買も覚えておいた方がいいでしょう。
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
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