仮想通貨、ビットコインを語る上で必ず出てくるのがブロックチェーン技術。
このブロックチェーン技術は分散型記帳台帳と言われ、データの改ざんが出来ないシステムと言われています。
どうして改ざんが出来ないのか?本当に安全な仕組みなの?そう思われる人が多いかと思います。
今回はそんな方の為にブロックチェーンについてより分かりやすく簡単に説明いたします。
目次
ブロックチェーンを簡単にいうと
ブロックチェーンは「分散型記帳台帳技術」です。
数百から数千個のビットコインの取引履歴(トランザクション)をまとめたブロックをみんなで手分けして承認し、一本のチェーン(鎖)にして管理、共有しましょう!という仕組みです。
どこか一定のサーバーに保管しているわけではなく、みんなで管理しあう仕組みです。
したがって、一つのサーバーがダウンしようともデータの改ざんは不可能でサーバーがダウンする前の記録は鎖で繋がった他のサーバーに保管されている、という感じになります。
ブロックチェーンの背景
ブロックチェーンはそもそも仮想通貨ビットコインを構成する仕組みの一部です。
ビットコンは2008年10月末にサトシナカモトという謎の人物によって提案されました。
翌年1月にシステムが稼働しはじめて以降、現在までに一度も止まることなくサービスが提供されています。
そしてビットコインと共にブロックチェーン技術が世の中に知られることで、他のにも応用することが可能と考えられ、大手金融機関などでも研究が進められています。
ネットワークの構成
ブロックチェーンはP2P(ピィアツーピィア)ネットワークで稼働するシステムです。
P2Pに参加するコンピューター(ノードという)は、同一のブロックチェーンソフトウェアを動かし、同一のブロックチェーンソフトウェアを保有しています。
これにより、いくつかのノードが突然停止した場合でも、データの損失やシステムのダウンが起きにくくなるという効果があります。
データを書き込むルール・トランザクションとハッシュ
ブロックチェーンにデータを書き込む時にはブロックチェーンのP2Pネットワークに、ルールにしたがって作成したデータを流し込めばいいのです。
これをトランザクションと呼ぶが、ビットコインの場合以下がデータに含まれています。
・送信者のアドレス
・受信者のアドレス
・送金金額
・手数料
・直前のトランザクションのハッシュ(特殊な関数に暗号化される)
などがデータに含まれています。
なお、アドレスは公開鍵暗号方式によってかんりされている電子署名であり、トランザックション送信者の公開鍵で検証することができます。
また、各トランザクションのハッシュを常に含んでいます。
ここがポイントです。各トランザクションからハッシュは自動生成されるのですが、逆にハッシュから元のデータを割り出す事は出来ないような仕組みになっています。
つまり、後から勝手に取引の履歴を変更することが出来ないような仕組みになっているのです。
これによって、ビットコインの取引が改ざんされる事を防いでいるわけです。
正しい記録を決める仕組み
ブロックチェーンの仕組みにおいてどのトランザクション(記録)を正しいものとするかを決める仕組みを「合意アルゴリズム」と呼びます。
通常のシステムでは、中央の管理者が各トランザクションの正しさを検証し、確定していくのですが、ブロックチェーンではコンセンサスアルゴリズムによって参加するノードが検証作業を行います。
ビットコインではPoW(ブルーフ・オブ・ワーク)というコンセンサスアルゴリズムが発明されました。
この仕事の証明と言われるPoW(ブルーフ・オブ・ワーク)により二重支払いを防止し、正しいブロックを生成する仕組みが作られました。
新技術ブロックチェーンのまとめ
ブロックチェーンの仕組みをまとめたいと思います。
ブロックチェーンは世界中の不特定のサーバーへP2P方式で同じデータを残している。
トランザクションという取引履歴はハッシュ関数によって暗号化され、ハッシュからトランザクションを割り出す事は出来ない。つまり取引履歴の改ざんは出来ない。
Powというコンセンサスアルゴリズムによって正しい取引履歴を記録する仕組みが導入されている。
そのデータは10分に一度、承認さてている。
という今までに無い中央集権、管理者が不在でもずっと動き続けてきた仕組みなのです。
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
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