ビットコインを始めとする仮想通貨やブロックチェーンの熱気に押されて、ついに日本のメガバンク三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨「MUFGコイン」を発表しました。
それぞれの銀行のトップは基本的に、ビットコインに対して否定的な発言を繰り返しています。
「ビットコインはバブルにすぎない」「ビットコインには貨幣として重大な欠陥がある」など。
ただしブロックチェーンに対しては、かなり好意的に考えているようです。
今回は2018年にも実用化されると言われている三菱東京UFJ銀行が発表した「MUFGコイン」について解説したいと思います。
三菱東京UFJ銀行のMUFGコインってなに?
2017年10月2日に三菱東京UFJ銀行はブロックチェーンの技術を利用した決済システム「MUFGコイン」を発表しました。
基本的なコンセプトとしては、銀行口座のお金1円を1コインに変換し、スマートフォンを利用して決済可能です。
家電見本市CREATEC JAPAN 2017で発表されて、スマホアプリでの送金や自動販売機での購入を実演していました。
MUFGコインで目指すもの
MUFGコインで決済を行うなどは、あくまで副次的なものにすぎないと私は考えています。
あくまで想像ですが、三菱東京UFJ銀行はブロックチェーンのシステムを自社のシステムに組み込むことによって、コスト削減を考えているのではないでしょうか。
もともとブロックチェーンは銀行のシステムとしては、極めて優秀なものです。ビットコインなどのパブリックブロックチェーンとしてではなく、プライベートブロックチェーンとして利用するのであれば、システムの維持管理のコストがかなり削減することが可能です。
MUFGコインの未来
MUFGコインの導入は2018年です。これによってクレジットカードを利用せずとも、スマホのアプリだけで決済や割り勘などが可能となるのは間違いないでしょう。
私がMUFGコインに期待することは、仮想通貨への「拒否反応」の軽減です。
皆さんには仮想通貨やビットコインの話を身近な人に話したときに、嫌な顔をされたことはありませんか?
怪しい話だな、詐欺じゃないか。など直接言われたこともあるかもしれません。
三菱東京UFJ銀行がMUFGコインという仮想通貨を導入することによって、その悪いイメージを払拭できるのではないかと期待しています。
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
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