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コインチェックからの返金は利益確定と一緒?CCユーザーは油断できない

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今回のコインチェックで発生した不正送金に関して、とりあえず現金での返金が発表されて一安心という人も多いと思います。

しかし、ここで大切なのが、現金で返ってくるということです。

nemがそのまま返ってくるのであれば問題は無いのですが、現金で返ってきて、nemが返ってくるわけではないと言う事です。

つまりこれって強制的に利益確定されてしまったという事・・・・・・・・?

利益確定するつもりがなかった方からするとこれも大きな問題ですよね。

クリプト先生
それでは見ていきたいと思います。

仮想通貨の取引で税金がかかること

基本的には仮想通貨を日本円などの法定通貨と交換・取引、もしくはそれに似たような方法で使用した場合に課税対象となります。
つまり、nem(ネム)を日本円と交換し取引すること。

これは税金がかかってしまう行為です。

今回nem(ネム)と引き換えに日本円を変換(返金)するという事は一種の取引、日本円に変わった時点での損益が課税対象になると考えられます。

カレンくん
なるほど、利益確定したつもり無くても今回の返金は日本円で返ってくるわけだから利益確定になるのか。
クリプト先生
通常の考えだとそうなるね。

いつまでに申告が必要?

申告が必要なケースは人によって様々です。
昨年の2017年12月までに利益確定をしている人は2018年3月中に確定申告が必要になります。

2018年に入って利益確定をした人、もしくは今回のコインチェックの不正送金問題でJPYを返金してもらう人、の場合は2019年3月の確定申告が必要になります。
(今回法人口座の場合は説明を除く)

カレンくん
2017年中に利益確定していない人は2018年3月の確定申告は必要無いってわけだな。
クリプト先生
そうだね。今回のコインチェック問題の被害を受けた方は来年度の確定申告が必要だね。

何か特例処置は無いのか?

国税庁のホームページにこのような項目があります。
交通事故などのために、被害者が次のような治療費、慰謝料、損害賠償金などを受け取ったときは、これらの損害賠償金等は非課税となります。

その中のに
「心身又は資産に加えられた損害につき支払を受ける相当の見舞金」は非課税
という項目が存在します。

もし該当するとなると、上記という見方も出来ますが、今回のケースに当てはめることは難しいと考えられます。

クリプト先生
今までに前例が無いのでなんとも言えないね。

まとめ

運営者  まこちゃん
まずは今回のコインチェックの被害に遭われた方は強制的に利益確定をされた、という見方をした方が良いでしょう。 そのため少なくとも2019年3月の確定申告は必要になることを知っておいた方が良いかと思います。

そもそも、ガチホ用としてコインチェックでNEMを買っていた人が多い中で今回の事件は本当に痛恨の極みだと思います。

まずはいつ現金が返ってくるのかが次の焦点ですね。

この記事の監修者
監修者: バヤシ
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。

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