「トレードって、難しい単語が多いな・・・」
「取引をする時に覚えておいたほうがいいことってある?」
「用語が分からなくてトレード出来ないなぁ」
そんな貴方に、トレードの際に覚えておいたほうがいい用語をまとめました。
トレード開始の前にこの記事を読んで用語を覚えておいてくださいね。
トレード用語一覧
値段やポジションの方向
ポジション
通貨の買い,売りの持ち高のこと。
建玉(たてぎょく)
反対売買されていない未決済の取引のこと。
ポジション(持ち高、保有高、未決済建玉)とも言う。
2WAYプライス
売りと買いの両方のレートを同時に提示する事。
アスク/Ask
トレーダーにとって買値のこと。オファーと表現される事もある。
ビッド/Bid
アスクの逆、トレーダーにとって売値のこと。
スプレッド
売値と買値の差。
ショート/Short
ある通貨で「売り」の取引を行う事。「売り」の状態をそのまま保有している状態をショートポジションという。
ロング/Long
ある通貨で「買い」の取引を行う事。「買い」の状態をそのまま保有している状態をロングポジションという。
注文の種類
成行注文
売買を行うときに、値段を指定せずに注文すること。
指値注文
買い・売り、のレートを指定する注文方法。
希望の価格で買いたい時や売りたい時に使う。
Buy Limit(バイリミット)
買い指値注文
現在の価格より低い価格で「買い」注文をすることが出来る。
Sell Limit(セルリミット)
売り指値注文
現在の価格より高い価格で「売り」注文をすることが出来る。
逆指値
レートが上がり指定したレート以上になれば「買い」、または、
レートが下がり指定したレート以下になれば「売り」、とする注文方法。
通常の指値注文では、「指定した価格以下で買い」「指定した価格以上で売り」と
する事と逆の注文方法であることから「逆指値」と呼ばれている。
Buy Stop(バイストップ)
買い逆指値注文
現在の価格より高い価格で「買い」注文をすることが出来る。
Sell Stop(セルストップ)
売り逆指値注文
現在の価格より低い価格で「売り」注文をすることが出来る。
リーブオーダー
価格を指定して出す注文のこと。指値注文と逆指値注文を指す。
Buy Stop Limit(バイストップリミット)
買いストップリミット注文
現在のレートより高い値になったら買い指値注文を入れる場合
※指定価格に到達した時点で、Stop Limit指値欄に入力した価格での買い指値注文が入ります。
★MT5でのBuy Stop Limitの注文方法と詳細
XRPの価格が表示の価格の場合、買気配値の35.37以上の価格で「価格」を入力。
例えば
価格 42.00
StopLimit指値 40.00
Stop Loss(SL) 39.00
Take Profit(TP) 41.00
で設定していた場合、下図の左側のようにラインが表示される。
その場合、チャートがオレンジの矢印に達した時点でオーダーが開始され、水色の矢印に達した時点でポジションが開始される。
つまり、通常42円の際に「Buy limit」注文で「40円になったら買いポジション保有」の指値を行うが、42円になると『自動的に』Buy limitが発動する、という意味の注文方法となる。
この注文が入ると、下図のように「placed」の状態で注文が待機される。
42円に到達すると、40円でBuy limitの注文を入れた時と同じ状態になる。
Sell Stop Limit
売りストップリミット注文
現在のレートより低い値になったら売り指値注文を入れる場合
※指定価格に到達した時点で、Stop Limit指値欄に入力した価格での売り指値注文が入ります。
トレード特有の用語
レバレッジ
レバレッジは「てこの原理」と表現されている。一定の証拠金を預けることで、それを担保に証拠金の何倍もの取引が可能になる。
この倍率をレバレッジと呼んでいる。
信用取引
保有している資金以上の取引。
手持ち資金を担保にすることで、資金を借り入れて株式などを売買することができる。
CFD(Contract for Difference)差金決済取引
証拠金を預けて、レバレッジをかけ、差金決済による通貨の売買を行う取引。
一般には、外国為替をFX、それ以外の株式や株価指数等はCFDと呼ばれる。
先物取引
特定の期日に特定の商品等を、特定の金額で売買するという約束のこと。
◆信用取引・差金決済取引・先物取引の違い
信用取引の場合、資金または株式等を借ります。そして、それを使って売買します。例えば、信用買いする場合、証券金融会社から融資を受けて買うことになります。融資ですから、返済期限があります。返済期限がないという取引もあります。
一方、差金決済取引の場合は、取引に際して取引所からお金を借ります。自分のものにするわけではありません。取引所の手元にある資金をそのまま使って売買します。
融資でないので、返済期限はありません。そして、取引開始と終了時の差額だけ資金をやり取りします。これを差金決済といいます。
先物取引の場合、「1か月後にBTCを◯◯円で買うよ」という約束をして買います。1か月後に価格が急騰していても、約束した値段で買えますから利益になります。その逆なら損になります。
◆信用取引・差金決済取引・先物取引の類似点
「入金額よりも大きな金額で取引が出来る」という特徴があります。
手元資金の何倍まで取引が出来るか?という事はレバレッジの設定により異なります。
スワップポイント
スワップポイントは、取引した通貨間の金利差の調整分のこと。スワップ金利と呼ばれることもある。
追証
FX取引において、取引証拠金の額が相場変動等により不足した場合に資金追加の要請がくる事。
スリッページ
注文した時点の価格と異なる価格で注文が通ってしまう(=約定する)こと。
注文がシステムに到達して約定するまでのわずかな瞬間に価格の変動が起きたり、ロット数が大きい事によっても発生する。「すべる」とも言う。
トレード手法
損切り(ロスカット)
取引を終わらせて損失を確定させる事。
利食い
取引を終わらせて利益を確定させる事。
SL(ストップロス)
損切り価格の設定
TP(テイクプロフィット)
利確価格の設定
ストップロスオーダー
自分が持つポジションが不利な方向に進み損失が出た場合、
それ以上の損失を防ぐため、予め損切りするレートを注文予約しておくこと。
OCO注文を入れるともいう。
決済同時発注
新規注文の発注時に「利益確定」また「ロスカット」の決済注文を同時に発注する方法。
決済
建玉を精算すること。FXでは反対売買による差金決済を行う事。
決済の結果は、利益確定、又は、ロスカットになる。
ショートカバー
売りポジションを保有している人が、買い戻し決済をすること。買戻し。
スクエア
保有ポジションを全て清算すること。
順張り
相場上昇時は「買い」、下降時は「売り」と相場の方向性に沿って取引をすること。
逆張り
相場上昇時に、利益確定売りで発生する一時的な下降局面で「Long/買い」を行う、
または、相場下落時の戻り売りで発生する一時的な上昇局面で「Short/売り」を行うこと。
デイトレード
売買したポジションを翌日に持ち越さず、その日のうちに決済する取引手法。
日計り売買とも言われる。
スキャルピング
わずかな利益を狙い、数秒から数分といった短い時間で売買を繰り返す手法。
スイングトレード
数日間~数週間、売買したポジションを持ち続ける事で、大き目の利益を
狙う取引手法。
ゼロサム
一方が利益なら、もう片方は同額の損となる事。
損益の総和が全体ではゼロになる状態を言う。
手仕舞い
保有ポジションを全て決済して取引を止める事。
投げる
見込み違いで希望が持てない状況になった時に、損失を承知で成行決済する事。
「ぶん投げる」とも呼ばれる。
反対売買
買いポジションを反対に売って決済、売りポジションを反対に買って決済する事。
両建て
同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションの両方を同時に持つこと。
オーバーナイト
当日中に決済せず翌日以降にポジションを持ち越すこと。
アービトラージ
同価格、又は、近似する価格の商品に価格差が発生している時に
両方の価格差を利用して利益を上げる手法。「サヤ取り」とも呼ばれる。
ヘッジ取引
価格変動リスクを回避する事。ある取引から生じるリスクに対して、
逆サイドのリスクを持つ取引を組み合わせる事によりリスク回避をする方法。
難平(ナンピン)
ポジションの平均価格が均一になるように、下降トレンド等で一定間隔で買いを入れる手法のこと。
平均購入価格を下げることで、トレンドが転換する事で利益が出やすくなるが、
トレンドが転換しなかった場合、大きな損失になる危険性がある。
まとめ
基本的な用語から、応用編までまとめて紹介してみました。
今回紹介した用語は、FXの用語でもありますので覚えておくと仮想通貨FX以外でも役に立ちますね。
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。
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