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CryptoGT(クリプトGT)の一目均衡表とMACD

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「もっとインジケーターについて知りたい」

「他の人が使ってるインジケーターのオススメを教えて欲しい」

「使い方や有効活用の方法が分からない…」

そんな事を考えている方向けに、今回はインジケーターの使い方第3段です。

何となく、ペアのように「トレンド系」「オシレータ系」をセットにして紹介していますが、勿論記事で紹介したインジケーターをセットで使う必要はありませんので、色々と組み合わせて良い組み合わせを見つけてみてくださいね!

 

↓合わせて読みたい↓

CryptoGT(クリプトGT)のMT5で使えるインジケーターの研究

CryptoGT(クリプトGT)のボリンジャーバンドとCCI

ムーンちゃん
今までに紹介されたインジケーターは完璧よ
クリプト教授
(ほんとかなぁ)

 

 

インジケーターについておさらい

相場を理解する際に、重要な情報となる「インジケーター」。

チャートの情報を読み取って加工し、様々な方法で表示しているものです。

 

ロウソク足の画面(メインウィンドウ)に重ねて表示するものと、ロウソク足とは別の画面(インディケータウインドウ)に表示するものがあります。

 

ごちゃごちゃすると分かりにくいので、使うイインジケーターは絞って選択する事をオススメします。

メインウィンドウに1種類、インディケータウインドウに1種類程度、表示しておくと良いでしょう。

 

前回は、ボリンジャーバンドとCCIについて解説しました。

 

トレンド系:Ichimoku Kinkou Hyo(一目均衡表)

一目均衡表とは?

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とは、文字通り一目で株価の均衡状態を捉えるチャートです。特定の時間枠の中での値動きとその中心値を考慮し、将来の価格を予測しようというものです。

一目均衡表の優れている点は、固定的な予測ではなく、単にある時間幅の中での高値と安値の中心点を求めるということです。

 

つまり売り・買いの判断のみならず、過去の値動きが時間の変化により反映されるという受動的変化、また毎日のチャート自体が作る能動的変化などにより均衡表自体が自由に変化し『いつ頃まで上昇するか』や『いつ頃変化するのか』という日柄の分析ができるところにあります。

買い方と売り方の両者の均衡が破れた方へ相場が動く、そして、一目瞭然でそれがわかる、ゆえに「一目均衡表」と名づけられています。

一目均衡表の設定方法

まず「挿入」→「インディケータ」→「トレンド系」→「Ichimoku Kinkou Hyo」と選択します。

詳細が表示されますので、そのまま「OK」を押します。 

転換線 過去何日間のデータを利用するかを入力します。「9」と入力した場合、9日分のデータを元に転換線が形成されます。
基準線 過去何日間のデータを利用するかを入力します。「26」と入力した場合、26日分のデータを元に基準線が形成されます。
先行スパンB 過去何日間のデータを利用するかを入力します。「52」と入力した場合、52日分のデータを元に先行スパンBが形成されます。

そうすると、一目均衡表が表示されます。

一目均衡表のトレード手法

基準の設定のまま挿入したとすると、下記のように読み解く事が出来ます。

基準線

26日間の最高値と最安値の半値を繋げた線です。チャートの大きな抵抗帯になりやすいと言える。

転換線

過去9日間の最高値と最安値の半値を繋げた線です。基準線より上にあると価格が上昇傾向、下にあると下降傾向という指針になる。

遅行線

その日の終値を26日後ろにずらして表示している。その当時の価格と、今の価格を比べる事が出来る。

先行スパン1

基準線と転換線の半値をを26日間先に進めたもの。

先行スパン2

過去52日間の最高値と最安値の平均を52日間ずらしたもの。

一目均衡表で最も特徴的で、視覚的に分かりやすい。先行スパン1と先行スパン2で挟まれた部分。雲は抵抗帯になりやすい。過去に買った人たちの厚みを表している。

雲の上に価格があれば晴れ、下にあれば雨、抜けるタイミングは天気の変わり目とイメージすると分かりやすい。雲がねじれているポイントは、チャートの転換期になりやすい。

具体的なトレード方法として、よく言われているのは『転換線が基準線を上回ったポイント』『遅行線が相場を上回ったポイント』また『ロウソク足が雲を上回ったポイント』に関しては強い買いシグナルだと言われています。

この3点のポイントを「三役好転」といいます。

一方、すべての条件が逆になることを三役逆転といい、強い売りシグナルと捉えられられます。

 

その他、雲を使ったシグナルとしては3パターンあります。

 

パターンA

  1. ローソク足が雲の上にあり、ローソク足の流れが上向きである。
  2. 短期トレンドを確認し、雲が薄くなるタイミングを探る。
  3. 買い時はローソク足が薄い雲を下から一気に突き抜けた瞬間である。
  4. 売り時はローソク足が下落して、雲に入ったときとなる。

パターンB

  1. ローソク足が雲の下にあり、ローソク足の流れが上向きである。
  2. 短期トレンドを確認し、雲にローソク足が入るタイミングを探る。
  3. 買い時はローソク足が雲で一時停滞したのち、抜けそうなときである。
  4. 売り時は再びローソク足が雲に入り込んだときとなる。

パターンC

  1. ローソク足が雲の上にあり、ローソク足の流れが上向きである。
  2. 短期トレンドを確認し、雲にローソク足が触れるタイミングを探る。
  3. 買い時はローソク足の一部が雲に入った瞬間である。
  4. 売り時はローソク足の全部が雲に入ったときとなる。
ムーンちゃん
一目均衡表って、使ってるだけでプロっぽくて素敵ね!

 

 オシレーター系:MACD(マックディー)

MACDとは?

MACD(移動平均収束拡散手法)は短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで、買いと売りを判断する手法です。

MACDは基本となる線(この線がMACD)と、MACDの移動平均線であるシグナルと呼ばれる2本の線の推移でマーケットの判断をします。

今回の場合、灰色の線が「MACD」赤い線が「シグナル」です。

MACDの設定方法

まず「挿入」→「インディケータ」→「トレンド系」→「MACD」と選択します。

詳細が表示されますので、そのまま「OK」を押します。

そうすると、MACDが表示されます。

MACDのヒストグラムを線にする方法

更に、裏技を紹介します!

MACDは通常線と線が交差するような形になり、どこで交差しているかがMACDの肝になりますが、MT5デフォルトのMACDはヒストグラムになっているので分かりにくいですよね。

それにはMACDのインジケーターを表示するプログラムを修正する必要があります。

やり方は簡単です。

 

☑Metaエディタを起動する

まず、ソースを修正するため、メタエディタを起動します。メニューから、「ツール」⇒「MetaQuotes言語エディタ」を選びます。

MetaEditorが起動したら、左サイドバーより、「Indicators」⇒「Examples」⇒「MACD.mql5」を選びます。

☑ソースコード修正

修正する箇所は1箇所です。

修正前

14 #property indicator_type1   DRAW_HISTOGRAM

DRAW_HISTOGRAMから、DRAW_LINEに変更します。

 

修正後

14 #property indicator_type1   DRAW_LINE

これで編集出来ました。

 

☑コンパイル

修正したら、コンパイルします。プログラムが書いてあるソースコードは、修正しただけではプログラムに反映しません。

コンパイルして、実行ファイル(mql5)を生成する必要があります。

メニュー部分にある「コンパイル」ボタンを押すと、コンパイルできます。

 

☑修正版のMACDを実行してみる

MT5に戻ります。

 

実施の前に、さっきのMACDを消しておきます。

インディケータ上で右クリックをすると、「インディケータを削除」が出てきます。

MACDを削除出来たら、今修正した修正版MACDを実行してみます。

 

☑修正版は、インディケータ⇒カスタムから実行

修正版は実施方法が若干違います。

メニューより「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「MACD」を選びます。

「カスタム」に分類されるのでご注意ください。

OKをおすと、以下のように表示されます。

とても見やすくなりましたね。

MACDのトレード手法

MACDはオシレーターに分類されますが、移動平均線を見やすくしたものといえるので、トレンドで使う指標(インジケーター)として知られています。

 

基本的な使い方としては下記の通りです。

基本となる線である「MACD」が下向き(右肩下がり)で、その移動平均線「シグナル」が「MACD」より上にある時、相場は弱いと見ます

その後、「MACD」の調整がなだらかになり、「シグナル」を上抜けるとゴールデンクロスといって買いのタイミングです。

「MACD」が上向き(右肩上がり)で、「シグナル」を上回っている時は相場が強いと見ます。

その後、「MACD」の上昇がなだらかになり、「シグナル」を下抜けるとデッドクロスといって売りのタイミングです。

MACDは、ゴールデンクロス・デッドクロスといった「買い」と「売り」を判断させるタイミングが移動平均線と比べて早くなります。相場の転換をより早く判断するのに有効です。

 

そのため、MACDを使った手法は、移動平均線と同じ考え方です。

上図では、灰色のラインを短期移動平均線(MACD)、赤のラインを長期移動平均線(シグナル)として表しており、黄色の○で囲んだ箇所がデッドクロスとゴールデンクロスのポイントとなっています。

クロスは「相場の転換点を示す重要なサイン」だと考えられており、多くの投資家から非常に重要視されている売買シグナルとなります。

しかし、このポイントはトレーダーから重要視される事で、逆にそのサインを利用して利益を上げようとする人達も多く、デッドクロスが発生したにも関わらず相場が上昇する、ゴールデンクロスが発生したにも関わらず相場が下降するという「だまし」と言われる現象も散見されます。

トレーダーは、テクニカル分析でこのクロスを見つけた際には「だまし」に注意しながら取引を行う必要があります。

 

デッドクロスは買いの相場の状況が悪化した事により、短期的に売られたために起こるもので、「売りのシグナル」を示唆しています。

また、反対に短期移動平均線(MACD)が長期移動平均(シグナル)線を下から上に貫く事を「ゴールデンクロス」と呼びます。

ゴールデンクロスは、デッドクロスとは反対に、「買いのシグナル」として知られています。

 

 

また、ダイバージェンスと呼ばれる現象もあります。

上図のようにMACDライン、シグナルラインともに、ゼロライン以下に位置し、価格も下げ安値を更新している状況下において、MACDライン、シグナルラインが共に切りあがった形を形成している状態をいいます。

ダイバージェンスは、トレンドの終期に現れやすい現象で、トレンドの転換点を捉えるために理解しやすい現象です。

クリプト教授
MACDはとっても基本的で、よく使われてるインジケーターだよ

 

まとめ

MT5は豊富なインジケーターがあるが、しっかり理解して数種類を使いこなすと良い。

一目均衡表は、雲が先の予想をするため特徴的。「三役好転」が強い買いシグナル。

MACDは、ヒストグラムでなく線で表示することも出来る。クロスに注目。

豊富にあるインジケーターから、今後も少しずつ紹介していきたいと思います。

 

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この記事の監修者
監修者: バヤシ
クリプト業界代表の意識高い系男子。仕事に役立つ意識高い系の呟きを連発します。Crypto fire side chat関西仮想通貨大会議主催者 。関西を中心にツイッターインフルエンサーさんと一緒に楽しいセミナーを企画しています。

 

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